C1チーム保護者の皆様へ
平成16年11月14日 

幕張ヒーローズC1監督 鈴木友之 

 今年も残り一カ月余りとなり、大きな怪我もなく無事一年を終えることができるのも、保護者の皆様のご協力の賜物と感謝致しております。しかしながら、公式大会におきましては決して満足のいく結果が得られたわけではなく、監督としての力不足を痛感しております。子ども達に「もっと野球がしたい」「もっとうまくなりたい」「試合に勝ちたい」というような、野球に対する意欲を持たせられなかったことは、指導者の責任であると考えており、今後の課題として努力して行きたいと思います。
 今年7月の夏休み前に『保護者の皆様へ』に掲げた、チームの方針・目標等につきましては、「挨拶の徹底」「礼儀」「チームワーク・協調性」等まだまだ十分達成できたとは言えません。野球をやる以前の問題として、今後も取り組んでいくつもりです。
 来季へ向けて、新コーチとして伊藤コーチ(20歳)も加入し、子ども達に、より近い立場からの指導をお願いしています。高校野球経験者で何よりも年齢も若く、手本として見せられることに大いに期待しています。

 さて、最近『野球ノート』なるもの(子ども達が練習・試合を通じて感じたこと、意気込み、反省、質問等を自分のノートに書き、監督がそれに対しコメントするノート)を行っております。強制ではないということで、現在定期的に出してくる子は3〜4名です。
 「練習でわからなかったこと」「反省点」等子ども達一人ひとりの感じ方や気持ちが聞け、いろいろ参考になります。監督として大したコメントは書けませんが、今後も続けていくつもりです。その中のS君のものを紹介します。


 10月2日

 午後、C2と試合をしてピッチャーでした。初めて試合でピッチャーをやって、フォアボールをたくさん出しちゃったけど、他のみんながはげましたりしてくれて、けっきょく2・3回は失点0でうれしかったです。みんながピッチャーをはげますと、ピッチャーもがんばろうと思える事がわかって、もっとたくさんピッチャー以外の時にピッチャーをはげましたり、声をかけたりしようと思った。

 10月23日

 青葉の森球場に入る時、球場がすごく広くて「ボールが来たら前に落とせるようにして、後ろにそらせないようにしよう。」と思った。
 一打席目、バッターボックスに入って外野に向かって「行くぞー。」と声を出したら、すごく打てるような気がしてきました。前で打つ事を意しきしました。打った三遊間の当たりにぼくは「ぬけろ、ぬけろ」と心で言っていました。そしたら本当にぬけてくれました。気持ちよかったです。守備では「自分からとりにいかないと。」とあらためて思いました。試合は負けたけど、いろいろな経験が出来てよかったです。


 日々勉強していることが、よくわかります。考えて野球をやることで、かなり上達も早くなっています。
 「今日はどういう練習(試合)をして、どのように指導され、それをどう感じ、今後どうしたら良いか」というように書いてくれますと、子ども達のやる気も見えて来ますし、監督としましても今後の教え方に反映できます。皆様のお子様にもできるだけ薦めていただきたいのですが、いかがでしょうか?

 この一年、至らぬ点も多々あったと思います。気がついた点、変えてほしい点等皆様のご意見を聴かせていただき、今後のより良いチーム作りに活かしていきたいと思いますので、ご協力の程よろしくお願い致します。

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